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手打ち蕎麦 小花庵
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住所 川西市小花2-22-14
電話 072(757)5045
営業

午前11時〜午後9時

休業日 木曜
駐車場 店前2台分、徒歩5分の駐車場に3台分。
価格 天ざるそば \1,400
(天麩羅〜エビ2・カボチャ・紫芋・薩摩芋・椎茸・三つ葉・牛蒡)

鴨なんば \850
感想
駅からも遠く、裏道沿い。大衆的な店構え。店で働く人達も、必要以上に客に愛想を振りまくわけでもない。そんな店でありながら、蕎麦の魅力で多くの客を集めている隠れた名店。
店主の蕎麦へのこだわりは、蕎麦通もうならせる。蕎麦粉も水も産地から吟味。「蕎麦切り」や「蕎麦茹で」も客の注文を聞いてから。「天ざるそば」は、蕎麦の香りを堪能しながら、揚げたてボリューム満点の天麩羅をほおばる至福が味わえる。蕎麦の実が入った蕎麦湯もまったりとしていて、その美味しさが身体に染み入ります。一方の「鴨なん」は、しっかりとした鴨の出汁と手打ち蕎麦の調和が楽しめる。もちろん価格も良心的で、懐にも優しい限り。
店主の蕎麦へのこだわりは、打ちたて茹でたての旨い蕎麦を出すだけにとどまらない。蕎麦を食する順番にも、一家言ある。私の隣に座っていたお客さんが初めに「ざる」を注文し、それを平らげた後「水蕎麦(せいろそばと冷水だけという、限りなくシンプルな蕎麦の食べ方)」を追加しようとしたら、「出汁の濃い「ざる」の後に、味の薄い「水蕎麦」を食するのは薦められない」と注文を断ってしまったのだ。蕎麦の旨さの余韻を味わってほしいから、食する順番も「味の薄いものから濃いものへ」とこだわってほしいという店主の気持ちが表れている出来事でした。
今流行の瀟洒な蕎麦店とは一線を画す、本当の意味での良い蕎麦店。おろし蕎麦や鍋焼きうどんも人気メニュー。こんな店に出会えるとホントに幸せを感じます。
★★★★★                        (Feb.2004) 

2004年12月に再訪して念願の鍋焼きうどんと水そばを食べました。熱々の土鍋にグツグツ煮えたぎる鍋焼きうどんは寒い冬にはピッタリ。ちなみにすべてのメニューが値上げされており、天ざる蕎麦は、\1,550、鴨なんば\950となっていました。

天ざるそば 鴨なんば(そば)
鍋焼きうどん(\1,400) 水蕎麦(\850)
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