(5)その他の球団に関するデザインの変更
「'92」 監督の顔
「'93」 マスコット・帽子マーク
「'94」 マスコット(2パターン)・帽子マーク
グラフィックエディタで×16配列表示と1000単位の移動さえ守っておれば、変更箇所がどこかは容易に見つけることができるので、説明ははぶく。
分かりにくい部分のみ説明する。
「'91」におけるチーム選択画面の色について

黄色い線で区切ったブロックの一つ一つについて、4色1セットのパレットの指定がある。(これより細かく指定はできない)

バイナリエディタにおける数値の一つで、縦2横2の4ブロック分が表現される。二桁の数字のうち、一桁目が下段、二桁目が上段。おのおのの数字が示すのは
| 右(0) | 右(1) | 右(2) | 右(3) |
左(0) | 0 | 4 | 8 | C |
左(1) | 1 | 5 | 9 | D |
左(2) | 2 | 6 | A | E |
左(3) | 3 | 7 | B | F |
つまり、
パレットがどういうふうに画面に並んでいるかの指定は
0C | 05 | 05 | 09 | 0A | 03 |
40 | 50 | 50 | D0 | 50 | 30 |
↓
(0)(3) (0)(0) | (1)(1) (0)(0) | (1)(1) (0)(0) | (1)(2) (0)(0) | (2)(2) (0)(0) | (3)(0) (0)(0) |
(0)(0) (0)(1) | (0)(0) (1)(1) | (0)(0) (1)(1) | (0)(0) (1)(3) | (0)(0) (1)(1) | (0)(0) (3)(0) |
となる。
そしてこの(0)(1)(2)(3)のパレットが具体的に何色で構成されているかというのを表しているのが

パレットのそれぞれ一番最初の色は同じにしておかねばならない。(この場合は 0F)
(0)は画面の周囲の部分の色と、カーソルの色の指定も兼ねている。
「'92」も同様

パレットの配置

色名指定

オールスターでは

パレットの配置

色名指定は共通
連合におけるチーム選択画面は、通常のチーム選択画面とはパレット指定は共通、色名指定のみ独自。
色名指定

同じ値を入れておけば問題ない。
球団旗・連盟旗のグラフィックは

グラフィックエディタは通常表示。
球団旗はすべて固めておいたので分かりにくいところはない。(ただし、3段目の4球団については、予備のために3×4分とってある。赤い線で囲った部分)
連盟旗のグラフィックのマップデータは

「'93」の球団選択画面は、
背景

これに、

というチップが乗っかっている。(格子部分は「透明」の意味)
背景のマップデータは

一番下にあるのがパレット配置指定。
グラフィックは

色名指定は(赤字で示した方)

乗っかってるチップのデータは

四個単位で、縦の座標・チップの指定・パレットの指定・横の座標の順。
チップは横1縦2で1セットの扱い。
色は上の図の青字で示したのになる。
座標は1ドット単位での指定が可能。
(8つより多いチップを横に並べることはできない。表示されなくなってしまう)

81〜8B、A1〜ABは現在未使用。
「'94」については「'93」と同じ。
ただしマップデータは 1C10 が開始アドレス。
色名指定は

乗っかってるチップのデータは

「'92」の監督のグラフィックのパレットについては、上半分が「透明・ユニ(帽子の色)・肌色・黒」、下半分が「透明・ユニ(帽子の色)・ユニ(地の色)・黒」という構成になっているが、チーム番号Dのチームに関しては、上半分だけが「透明・白・肌色・黒」という構成になっているので注意が必要である。(下半分は16球団共通)
「'93」「'94」の「カーソルの色」については、球団名で使った色((3)で既述)より1ランク薄い色を使うのが見栄えがするが、もともと薄い色の場合は、そのまま使う。
例、11→21、28→28。
帽子マークは、パレットの4色のうち最初の色は自動的に「透明」が当てられるので、3色しか使えない。(1)で示したアドレスにも3バイトしか有効でない。4色以上使う方法については次章で。
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